TIスイムについてーTIスイムとは?

TIスイムは、競泳のコーチとして30年以上の経験を持つテリー・ラクリンが、一流選手の泳ぎ方や流体力学、船舶工学などに基づき体系化した水泳の練習方法です。1989年より成人を対象にしたワークショップ(講習会)を全米各地において開催し、毎年二千人以上が参加しています。日本では2005年にスタートしました。

TIスイムでは、誰でもラクに泳いだり、きれいに泳げるようになるための水泳の練習方法を、DVDや書籍、インターネット上の教材として、またコーチによるワークショップ、プライベートレッスンなど直接指導の形でみなさまに提供しています。

●非常に緻密で高度だけれども、取り組みやすくて成果がすぐわかる練習方法

TIスイムの練習方法は右の図のような階層的な構造に基づいて考案されています。基本コンセプトは「魚のように泳ぐ」ことです。このコンセプトを実現するために、コーチングの経験、力学や物理学、船舶工学などから原理を導きます。これらの原理に基づいて、人間が魚のように泳ぐための三つの基本要素、すなわち「バランス」「姿勢」「体幹による推進力」が定義されます。ドリルはこれら三要素をマスターするようにデザインされています。

三要素を順番にマスターできるように、ドリルは段階を追って設定されているので、いまどの程度までできるようになったのかがすぐにわかります。またドリルにつまづいたら、一つ前に戻って自信をつけてから再挑戦することもできます。

またそれぞれのドリルではドリルを行うときに気をつけなければならない「フォーカルポイント」が設定されます。これらのフォーカルポイントは「意識」に働きかけるものであり、気持ちよくドリルができるようになれば、ドリルをマスターしたことになります。一連のドリルができるようになれば、もう魚のように泳いでいるはずです。

「より速く」「よりきれいに」「よりラクに」泳ぎたい人は、「道を究める」こともできます。コンセプトや原理、ドリルの内容はそのままに、より抵抗の少ない姿勢、より推進力の得られるスイッチのタイミングなどを追求するための練習を行います。またここではギヤリングやスイミングゴルフなど、ドリル以外の高度な練習方法を紹介します。より長い距離を泳ぐのではなく、より頭を使った練習をするのです。

●質の高さで定評のあるコーチによる直接指導

TIスイムの創設者であるテリー・ラクリンは、コーチ歴40年のプロフェッショナルです。従ってトータル・イマージョンのコーチにも、プロフェッショナルとしてふさわしい経験や知識が要求されます。

TIスイムのコーチになるためには、(1)ワークショップへの生徒としての参加、(2)2日間のコーチ認定研修の受講、(3)最低4回インターンとしてワークショップに参加してコーチを補助することが求められます。またコーチング技術は日々改良されているため、コーチカンファレンスやオンラインセミナーを通じて最新の技術を習得しています。またコーチ自らがマスターズ・スイミングやオープンウォーター・スイミング、トライアスロンの大会に参加し、自らの水泳技術を日々高める努力を続けています。

このようなTIスイムのコーチによる直接指導の形態には、(1)十数人が参加する、1日または2日間にかけて行われるワークショップ、(2)練習会やウェルカムイベント、(3)定期的に開催されるグループレッスン、(4)個人レッスンがあります。ワークショップやグループレッスンにおいては、日本の通常のスイムレッスンとは異なり、コーチとお客様の比率は1対6(ビギナーが対象の場合は1対4)に抑えられており、お客様に合わせてきめ細かなコーチングを行っています。

●教材の提供

米国のTIスイムは、1990年代前半までワークショップやサマーキャンプなどの直接集団指導を中心に行っていたため、限られた人しかその存在を知ることができませんした。しかし創設者のテリー・ラクリンがTIスイムの練習法を理論的に解説した「Total Immersion : The Revolutionary Way To Swim Better, Faster, and Easier」(1996)がAmazon.com などを通じてベストセラーになったことにより(2005年現在でもWater Sports部門で第一位)、その名が一躍世界中のスイマーやコーチの間に広まることになりました。

その後4泳法のドリルを詳しく解説した「Swimming Made Easy」(2001)、トライアスリート向けの「Triathlon Made Easy」(2002)を書籍として出版するほか、「Perpetual Motion Freestyle」などの多数のDVD教材も出版しています。

●世界的に認知されたブランドへ

成果が出せる練習方法として世界中から支持されているTIスイムが、さらにその名を広く知らしめたのがTIジャパン代表竹内のYouTubeビデオです。2008年に登録されたこのビデオは、4年の歳月を経て著名な水泳選手の中で世界最多のアクセス数を獲得しました。現在では世界150ヶ国から、毎日2500近いアクセスがあります。

YouTube上でブランドが認知されてからは、世界の各地でコーチが誕生し活動地域も北米、日本を含むアジア、オセアニア、ヨーロッパ、南アフリカと広がっています。

©Total Immersion, Ltd.