2011年8月10日
TIマスターコーチ 加藤幸恵

 
加藤幸恵コーチ
こんにちは、マスターコーチの加藤幸恵です。
 今回のサロンこぼれ話は、各スイミングクラブで選手・準選手・育成コースに通う子供たちの話です。先月紹介したトライアスリートのお客様に次いで多いのが選手の子供たち。サロンを訪れる目的は、速くなりたい、フォームを直したい、苦手種目を克服したい、モチベーションを上げたい。そして最近は…『きれいに泳がせたい』という親御さんが増えてきている。嬉しいことだ。(´▽`)ノ

 選手の子供たちのほとんどは、ベビーもしくはキッズのころから水泳を始めて、気付いたときには他の子よりも泳げている。速い。もちろん、そのままクラブの選手コースに上がる。この経路が悪いわけではない。ただ、大抵のクラブではもともとコーチ1人の持ち人数が多い。特に泳げるクラスになると1コースに20人〜30人の子供たちがいて芋洗い状態。(-_-;)

 私もTIに来る前まで、その状況で指導してきた。別段珍しいことではない。ということは、泳げれば泳げるほど、コーチの手が掛からない、いや手を掛けていられない状態になる。ここで、ギャラリーでいつも練習を見ている親御さんたちが疑問に思う。

 うちの子はあの泳ぎのままでいいのか?
 フォームが悪いのになぜ直してくれないのか?
 これじゃタイムは上がらないよな…と。

 選手コースに上がると練習量が増える。もちろん成長過程において、とても大事なことだが、練習量だけならコーチはいらない。その練習だけで速くなるなら、それは子供の力がスゴイのであって、コーチの力ではない。タイムタイムと数字ばかりで判断するが、勉強と同じで、数字ばかりで人を判断するのはいかがなものか。毎回いいタイムを出す必要はなく、何に気をつけるとどうなるのか、何が上手くいかなくてタイムが悪かったのか、考えることが大事になってくる。結果だけでなく、それまでの経過が重要。

 とにかく自分が体で覚えてきた水泳を、どういう動きになっているから得意な種目なのか、タイミングはどうなっているのか、などなど『考える』ことが大事になる!
 学年が上がるに連れ、子供たち自身に、自分の泳ぎ方について、速い人の泳ぎ方について『考えさせる』ことも大切な指導ではないかと感じる。

 いつまでも水泳楽しい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*
 ☆プール大好き♪と選手の子供たちの口から聞きたいものです。

 船堀サロンに来ている子供たちは、来るたびに自分の泳ぎについて考えさせられます。高橋コーチ、さちえコーチ、中村コーチ、山口コーチ、まさみコーチが「どこに進みたいの?」「いつキックするの?」「タイミングは?」と次々に聞くから、答えられるように練習中も少しずつ考えて泳ぐようになってくる。ベストタイムが出て、苦手種目が速くなるように、とにかく考えて泳いでもらう。そのせいか、もう3年通っている子が「何のためにコーチがあの練習させたんだろう。意味わかんない」と自分のクラブの練習について話してきたり…。(^_^;)

 コーチも見られてますよ??
 しっかり考えなきゃ。子供は成長してるんだから。

 今夏のジュニアオリンピック(JO)は、震災のために春のJOが中止になったので1年振り。基準タイムを切って春のJOに出場予定だった子供たちも、今夏のJOでは学年と年齢が上がるため、基準タイムが速くなる。そのタイムを切らなければ出場できない。色々な場所で震災の影響があったのだ。被災地ではプールがなくなり、避難所生活で泳ぐ場所もなく、水泳ができない選手の子供たちがたくさんいる。その子たちのためにも、恵まれた環境下にいることを感謝して、毎日の練習を『考えて泳いで、直して泳いで、楽しめるように工夫する』こと。そのサポートをこれからもしていきたい。

 今までのこぼれ話とは一風変わり(笑)、硬派でマジメな内容となりました。
 学童の水泳指導を15年、体育講師も経て、今現在の私の指導があるのですが、毎回、特に子供からは学ぶことが多い。わからなければ、すぐに顔に出るし、コーチの印象が薄ければ、次に来た時にコーチの名前はおろか、前回指導した内容も覚えてない。(´Д`)

 そこは、こちらもしっかりと子供を惹きつけるレッスンをしなきゃ!と、毎回「あぁでもない。こぉでもない」といろいろな工夫をしてレッスンしています。日々、勉強させてもらっているのは、こちらの方だなぁ〜と感じる今日このごろです。o(^▽^)o

「TIスイムサロン船堀」

 ©Total Immersion, Ltd.