「柔道整復師」という国家資格をご存知でしょうか。あまり聞きなれない資格だと思いますが、「接骨院の先生」といえば、なじみがあるかもしれません。私は競泳の選手生活を10年ほどした後、この資格を取得して、医療現場で仕事をしていました。
この資格を取得するきっかけになったことは、競技生活の中で「故障」を経験したことです。腰と肩を故障して、痛みが強いときは日常生活も苦しい状態でした。スポーツで充実した時間を過ごすためには、健康で安定した体作りが必要不可欠です。この「安定した体」というのは「故障しにくい体」という意味です。
「故障」と聞くと、スポーツの競技者たちがハードな練習を行ったために起きるという印象がありますが、息抜きやリフレッシュといった目的でスポーツをされている方にも起こりうることなのです。トップアスリートのようなトレーニングはしていなくても、体のある部分が痛んだり、倦怠感が出たりという経験のある方は多いと思います。一般的にスポーツをすると体が丈夫になり、健康になると思われています。もちろん、その通りなのですが、運動の強度や方法によっては、そういった面だけではなく、体のパーツや機能に障害を起こす可能性も秘めているのです。
「故障しにくい体」を目指す場合、多くは筋肉のバランスや関節周りの柔軟性が着目されます。これらはすべて二次的な人間の構成物質で、人間そのものを支えているのではありません。では、人間は何によって支えられ、この地球上で活動ができているのでしょうか。それは骨やそれらで構成される関節です。
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